ギター弾き語りブログ

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2つのコードパターンを覚えちゃえばキー調整が楽になるよ

人それぞれに「自分のキー(音域)」ってありますよね。

男性と女性では歌える音域が違ったり、男性でも高い声の人もいれば低い声の人もいる、と。

そこで今回は、自分の音域に合わせたキー調整をなるべく楽に行う方法をお教えしたいと思います。
2つのコードパターン(組み合わせ)を覚えるだけで、かなりレパートリーも広がるかと。

2つのコードパターンを使い分ける

例えばイルカさんの「なごり雪」を、オリジナルキーのまま男性が歌うとなると、ちょっと出ない音域があったりしますよね。

ギターのキーを変えて自分の音域に合わせるには、一般的にはカポタストを使うわけですが、6フレットとか8フレットにカポタストとなるとさすがに弾きにくい、ていうか聴いてる方も聴きづらいです。笑

そこで僕がよくやっているのは、曲によって2つのコードパターンを使い分けて、なるべくならカポ無しか5フレット以下の低い位置にカポをつけて弾く、というもの。

実例がないとわかりづらいですよね。失礼しました。笑

実例でございますよ

なごり雪」が出たのでそれを例にして説明します。

この曲のコード進行は、「C」を基調にした場合、歌い出しの部分は以下のようになります。

さらにBメロの部分が、

ここまでで使ったコードは、

C - G - Am - F - G7 - Em - E7 - D7 の8個だと思います。(多分)

これを「G」を基調にしたコードに置き換えた場合は、

C - G - Am - F - G7 - Em - E7 - D7

  ⬇︎    ⬇︎    ⬇︎

G - D - Em - C - D7 - Bm - B7 - A7

となります。
「4個ずらす」と考えればわかりやすいですかね。
C → D → E → F → G(Cから4個ずらしてGに変える、という風に)
Fだったら、4個ずらして
F → G → A → B → C で、「C」に変えます。

これを踏まえて歌い出しとBメロのコードをGパターンに変えると、

この「Cパターン」「Gパターン」を覚えておけば、
自分の歌いやすいキーを決める時に
3カポでCパターン、とか、
カポなしでGパターン、など、調整がしやすいと思います。

オリジナルのキーがGパターンの場合は逆にCパターンのコードに変える、ということもありますね。
その辺は人によって違うと思うので、色々試してみると良いかと思います。

自分のキーの決め方

これはまず、一曲の中で一番高い音の部分をチェックして、自分で出せる高い音のギリギリ辺りを基準にするといいかと思います。

例えば「なごり雪」であれば、「今、春が来てー」の「は」「が」「て」が一番高いですよね。
そこが出ないと歌にならないので、「春が来てー」の部分を自分が出せる一番高い位置を確認し、その高さに応じてカポの位置を変えて「C」か「G」を弾いてみながら、どっちのコードパターンでいくか、カポタストの位置はどこが最適かを決めるわけですね。

ちなみに、本家のイルカさんはカポ無しの「F」で弾いているようですが、このキーのまま置き換えるとすれば5カポの「C」ということになります。

このキーだと男性には歌いにくいので、5カポのまま「Cパターン」を「Gパターン」に置き換える、という具合ですね。

僕の場合は低音が苦手でキーを高めに設定したい方なので、1カポの「Cパターン」あたりが合っています。

ついでに言うと、部屋で一人で歌っている時と、広い会場で人前で歌う時とでは声の出方も違ったりします。
狭い部屋でやっているとどうしても低い音域になりがちですが、そのままのキーで人前に出ると「低くて暗い感じ」の印象になることがあるので、部屋でやるときにもなるべく一番高いところが「出るか出ないか」ぐらいのキーで練習した方がいいかもしれません。

てなことで、なんかやっぱり動画の実演がないと伝わりづらいですが…、とりあえず今の所はこれぐらいで勘弁してやってください。

じゃ、また!
キタムラフユトでした。